2021年1月18日月曜日

[22]Facebookに30歳の誕生日投稿を書いたらとんでもなく長くなったのでここにも置いておく

 30歳になりました。早生まれの自分にとって新年より誕生日が来た時の方が1年の区切りを感じてしまいます。なんと言っても20代が終わる、というのが大きなイベントのように感じています。

20歳の時東日本大震災がありました。当時自分は医学バドミントン部の合宿幹事をしていて3月18日に部員総出で福島県にいる予定だったのです。当然合宿はキャンセル、日常は一変しバイトも休みで家で引きこもりの生活、Twitterをダウンロードしてネットを放浪していました。
今のように嘘も誠も情報は入り乱れ、大変でしたよね。のほほんとした大学生の自分の携帯にも、にわかには信じがたい内容のメッセージが届いたりと情報伝達の難しさを痛感したものです。人生ではじめて経験した突然の非日常は自分にとって今につながる大きな原体験となりました。
当時は高校の生物教員を目指していました。小学校高学年くらいからずっと先生になりたかったんです。高校の生物の先生を一番尊敬していて、教育実習でもご指導いただきました。半ば受験勉強の燃え尽きで大学での学習態度は酷いものでした。成長し続ける同期をみて、「何かしないと!そうだ研究室だ!」と飛び込んだのが免疫研でした。高校の親友のご両親の研究室です。教授からの「遊びに来なよ!」のその一言で本当に遊びに行き、気がつけば7年も所属していました。
研究室、とにかく楽しかった。もう先生も先輩もつわもの揃いで「これはかなわないぞ」と震えたものです笑 特に努力もしていなかったのだから当然ですね。先生方にも先輩方にもたくさん可愛がって頂き、本当にゼロから育ててもらいました。沢山の時間をかけて頂きました。サイエンスも面白かったんですが、その背景にいる人間やその動きがずっとずっと魅力的だった。科学という学問というより科学という営みが面白くて、いつしか研究を続けてみたいと思うようになりました。
院生時代にアメリカに2回来て研究の世界にはまだまだ自分はカケラも理解していない多様性があることを知りました。そこに行ったら自分がどうなるのか知りたくて、アメリカで働きたいと強く思うようになりました。この時も本当にいろんな人に面倒みてもらいました。沢山奢ってもらいました笑
海外にいけたのも、文科省から大きな予算が入ってできた新しいプログラムのおかげです。論文だけじゃなくTOEICの点数やらその他が必要な鬼プログラムでしたが、怠けていた自分には必要だった刺激で、感謝しかありません。まさかここで結婚相手まで見つけることになるとは思いもしませんでした。
ルーシーはめちゃくちゃ頭の回転が早くて、文字通り色々な経験をしてきているもう悟っているような人です。一生時間をかけてもこの人にはかなわないと思ってます。そんなすごい人が、自分のようなマイペースかつナヨナヨ・クヨクヨしている人間と結婚してくれたことに感謝しかありません😅 
結婚とは人生というプロジェクトの最大のコラボ先を決めることだと思っています。未熟ながらいつも色々なことを教えてもらって人としての"深み?"的なものがではじめてる?かな?なんて思ったりもします笑(見た目も年相応になってきた)家庭中華料理が美味しいので体重の増加に寄与しております。。
新型コロナウイルス感染症の拡大は私たちの生活を一変しましたし、自分の人生観も一変しました。自分の命(残りの人生・時間)を意識するようになりました。人間の悩みって人間関係に起因するもので、自分は気にしいかつコミュニケーションに完璧を求める傾向があるので、これまで多大な時間とエネルギーを周りを気にすることにかけてきました。自分がしんどくなったこともありましたし、近しい人が辛い状態になる経験も沢山しました。いろいろ経て「毎日何でもいいから少しでも前に進むこと・他人のためにでなく自分のために時間を使うこと」が大事なんだなという考えに落ち着いてきています。
ロックダウンという大きな外圧によって生まれたのがYouTubeでの発信でした。大学院に入って以来、教育から離れたため誰かに何かを喋って伝えたいという気持ちを抑え続けてきたのですが、それが多分弾けたのです。これに関しても色んな人にひっぱり上げてもらって、沢山チャンスを頂きました、もう施されてばっかり。。いつか恩返しをしないとです。
何より本を作ることがこんなにも苦しいと知ることができたことがよかったです笑 親に本読めと言われても無視し続けて来たことを反省しています。あんなに作るの大変なら、(質の良いものは)中身はとても濃いので読んだ方がいい!
こんなことをやり始めたのも今の環境がとてものびのびしているからです。コロナで研究にはかなり打撃がありましたが、こちらに来てからというもの、色んなことを考えて色んなやってみたいことに手を出しました。しっかり失敗したり、途中で飽きたり、道が塞がったり、トラブルにあったり、これができていることが自分にとっての価値で大いに学んでいます。結果大学生時代にやっていた抗体作りが楽しいというまさかの原点回帰も色々やらせてくれた先生のおかげです。自分のためにも、こんなに素晴らしいチームの仲間に入れてくださった先生のためにもしっかりアウトプットに繋げなければなりません。精進します!
ここまで読んでくださった方がいたら驚きです、長い時間をとってしまってすみません。喋るとカラッとしている人間ですが、自分から「久しぶり!」って連絡するのが苦手なので、気が向いたら連絡くれたら嬉しいです!笑
ルーシーが園児たちに免疫を伝える絵本作りを、美術家のこまちだたまお先生と一緒に頑張っています。今月末からこの本を児童養護施設に寄贈するためのクラファンがはじまります。応援していただけたら嬉しいです。
それでは今後ともよろしくお願い申し上げます!
新妻耕太

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